園での生活
特色ある保育
リトミック保育

どんな教育手法?
リトミックはスイスの音楽教育家エミール・ジャック・ダルクローズという人が開発した教育法です。日本では音楽学校(現東京芸術大学)卒業の小林宗作がスイスに留学してダルクローズに学び、帰国後トモエ学園を創設、リトミックの普及に努めました。
リトミックにおいては、まずは「身体を使って音楽を楽しむ」ことが大切とされています。
具体的には次のように音楽を楽しみます。
●音楽を聴き、身体全体を動かす
●曲に合わせて楽器を鳴らす
●お友だちと協力しあって表現する
身体全体で音楽を感じ、表現します。年少組は小動物を表現したり身近な楽器を使って楽しみます。年中組では音の強弱、速さの変化への対応、年長組ではドレミの表現や、グループ表現など、段階を経て少しずつ表現力を高めていきます。
5つのねらい
感受性、表現力が豊かになる
音楽は直接心に訴えかける素晴らしい芸術です。音楽を感じ、体で表すことで感受性が磨かれ、表現力が豊かになります。
協調性が身につく
お友達とのグループレッスンでの関わりあい、またお友達の表現の尊重から、協調性が身につきます。
音感、リズム感が身につく
体でしっかりとリズムを感じ音符を理解するので、ピアノ、ヴァイオリンなどの楽器を習う前のステップとしても最適です。
即時反応で集中力が身につく
聞こえた音に即時に反応することにより、聴覚、脳、身体をコネクトさせることが出来ます。聞こえたものを速やかに表現することにより、注意力、集中力が磨かれます。
基礎的な運動能力が鍛えられる
実は陸上やスイミングをはじめとした様々なスポーツにリズム感が大切と言われます。リズム感を養うことで基礎的な運動能力が上がるというのもリトミックの大きな効果です。小さい頃にリトミックをやっていれば、サッカーやテニスなど他のスポーツを始めるのにも最適です。